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橋本記事の参考文献 【2】 くるわの質屋

Posted by 独虚坊 慥調


橋本記事の参考文献、今回は『くるわの質屋』。
橋本の郷土作家である里人十枝子さんが、1980年代に出した本。
引用した『廓の質屋』は、
大阪から橋本へ疎開して質屋を開いた家の娘・彩が、独特の距離から町を見つめる話。


「廓町の質屋の娘」という属性のため、
町にとってインサイダーでもアウトサイダーでもある、「境界」に立ってるような、彩。
売防法による町そのものの死&父が抱える死病という、生と死の「境界」や、
もちろん橋本の「京都と大阪の国境」という性質など、様々な「境界」が描かれる作品です。

他にも、宅地化が進んだ後の橋本を描いた掌編なども収録。
自費出版本っぽいので、入手はおそらく困難だと思われますが、
その割にヤフオクで一発で買えた私は、運がいいんでしょうか。
私が最初に読んだのは八幡市立図書館でしたが、現在は蔵書が行方不明とか。
京都府立図書館は、書庫にあるようです。

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